
なかなか習慣化できないから知りたいな。
このような悩みを解決していきます。
こんな人におすすめの記事です
- 習慣化するまでの期間を証拠つきで知りたい
- 飽きずに習慣化できる方法を知りたい
- 楽しく習慣化できるようになりたい
習慣化って難しいですよね。
「いつまで続ければいいいんだろう?」って不安になる気持ちは、スゴイよくわかります。
でも実は、習慣化できるようになるまでの期間は人によって違うので一概には決まっていないんです。
なぜなら、権威ある本や論文でも、習慣化までの期間は21日〜6ヶ月とバラツキがあるからです。
そこでこの記事では、本・論文から引用して、「習慣化までの期間は何日なのか?」を考察してみました。
この記事の内容
- 『本・論文』から引用した習慣化までの期間
- 習慣化に関するよくある質問と答え
- 習慣化に期間は関係ないという話
最後には習慣化に対する個人的な意見も書いてみました。
あなたもこの記事を読んで、楽しく習慣化できるような人を目指しましょう。
習慣化は楽しめばOKです。
この記事を書いた人

【証拠あり】習慣化までの期間は何日?本・論文から引用
結論、習慣化までの期間は以下の通りです。
期間 | 引用元 |
21日 | 本:自分を動かす |
66日 | 論文:ロンドン大学 |
1ヶ月(行動習慣) 3ヶ月(身体習慣) 6ヶ月(思考習慣) | 本:続ける習慣 |
この表を見てわかるように、習慣化までの期間には、さまざまな説があります。
引用元を見ながら、「どれが信頼できる情報なのか?」一緒に考察していきましょう。
【21日説・インキュベートの法則】本:自分を動かす
まず最初に紹介するのは、「21日説」です。
「21日説」は、マルツ博士という人が書いた『自分を動かす』という本から広まったと言われている説です。
しかし実は、『自分を動かす』の本の中に「習慣化するまでの期間は21日である」という記述はありません。
整形手術を施した後、その患者が自分の新しい顔に慣れるのに平均すると約21日かかります。
腕や脚が切断された場合は、手足の幻影が21日間ほど残ります。
また新居が、我が家のように思えるまでにはそこに暮らしてから約3週間かかります。
これらの例や他の場合でも、古いイメージが薄れていき、新しいイメージが定着するまで短くても約21日間必要である事が示されています。
引用:自分を動かす
記載してあるのは、「新しいイメージが定着するまで約21日」ということだけです。
習慣化ではなく、イメージが定着すると言っているだけです。
そのため、習慣化するまでに21日かかるという「21日説」は、信頼性の低い説だと考えられます。
「21日説」の信頼度
ちなみに「21日説」は、「インキュベートの法則」とも呼ばれています。
ただ、「インキュベートの法則」で調べても、根拠らしい根拠は1つも見つかりませんでした。
そのようなことからも、「21日説」の信頼度は星2にしておきます。
【66日説】論文:ロンドン大学
次に紹介するのは、「66日説」です。
「66日説」は、ロンドン大学で行われた実験によって導き出された説です。
注意してほしいのは、66日というのが96人の学生を対象にした平均日数であるということ。
しかも、習慣化する内容もバラバラだったそうです。
毎日実行する飲食または活動行動を選択しました。
引用:How are habits formed: Modelling habit formation in the real world
そのため、習慣化する内容・人によって大きな個人差があると考えられます。
さらに、習慣化するまでにかかった日数について、もう一歩ふみこんで論文を見てみましょう。
かかった時間は、18日から254日でした。
引用:How are habits formed: Modelling habit formation in the real world
つまり、習慣化するまでの平均は66日ですが、実際は18日〜254日まで大きなバラつきがあることがわかります。
かなり差が大きいですよね。
ここで、「66日説」について、ちょっとややこしくなったので整理しておきましょう。
- 「66日説」はロンドン大学の実験から生まれた説
- 66日というのは、96人の学生の平均
- 習慣化する内容はバラバラ
- 早い人は18日・遅い人は254日で習慣化した
ってことで、信頼度は星3。
「66日説」の信頼度
96人っていう分母の少なさも気になりますからね。
【1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月説】本:続ける習慣
次は「1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月説」です。
「1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月説」は、古川武士さんという方が書かれた「続ける習慣」という本で紹介されている説です。
習慣 | 例 | 期間 |
行動習慣 | 掃除・勉強・日記 | 1ヶ月 |
身体習慣 | 運動・早起き・禁煙 | 3ヶ月 |
思考習慣 | ポジティブ思考 | 6ヶ月 |
簡単に言うと、習慣化する内容によって早いものと遅いものがあるということ。
これは先ほどの「66日説」と同じです。
ただ、この「1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月説」は、あくまでも古川さんの個人的な経験から導き出された説です。
実際に実験などを行ったわけではないことには注意が必要です。
それでも個人的には、1万人以上のコンサルティングをしてきた方の情報であれば、「かなり信頼度は高いんじゃないかなあ」と思います。
1万人以上の手術を担当してきた名医が言う情報なら、「ある程度は信頼できるでしょ」ってのと同じです。
なので、今回は星4で。
「1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月説」の信頼度
思考を変えるのに半年かかるというのは納得です。
思考は人の根本的な部分なので、なかな変わりませんからね。
【まとめ】習慣化するまでの期間は21日〜6ヶ月
ここまでをまとめておきましょう。
習慣化するまでの期間には、3つの説がありました。
期間 | 引用元 |
21日 | 本:自分を動かす |
66日 | 論文:ロンドン大学 |
1ヶ月(行動習慣) 3ヶ月(身体習慣) 6ヶ月(思考習慣) | 本:続ける習慣 |
全体をまとめると、習慣化するまでの期間は、内容・人によって個人差があるってことです。
ただ、どれも目安なので盲信しすぎないようにしましょう。
最後に、習慣化のよくある質問に答えていきますね。
【よくある質問①】1日ぐらいサボっても大丈夫だよね?
科学的には大丈夫です。
先ほど紹介した、ロンドン大学の論文の中に1日やらない日があっても、問題なかったという記述があるからです。
行動を実行する機会を1つ逃しても、習慣形成プロセスに実質的な影響はありませんでした。
引用:How are habits formed: Modelling habit formation in the real world
ただ、個人的な意見としては毎日やった方がいいと思います。
365日できないような行動は、目標が大きすぎる可能性があるからです。
まずは「小さな習慣」から確実に始めましょう。
小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動です。
〝小さすぎて失敗すらできない〟ものなので、気軽に取り組むことができ、それでいてびっくりするほど効果があるため、新しい習慣を身につけるには最適な方法といえます。
引用:小さな習慣
「小さな習慣」とは、具体的には以下のような感じです。
- 1ページ勉強する
- テキストを開く
- ペンを持つ
こんなバカらしいほど小さい目標でOKです。
習慣の本には、「1日ぐらいサボってもいい」と書いてあることがありますが、それに関して僕は反対です。
まずは小さな習慣を毎日続けることから始めましょう。
-
【総集編】習慣化のコツ18個&目標別のコツ【習慣化できない人必見】
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【よくある質問②】習慣化に飽きました。
習慣化に飽きた人は、以下の3つの方法の中からどれか1つを試してみましょう。
- 記録する
- やめる
- 祝う
習慣化に飽きた人におすすめの方法①記録する
1つ目の「記録する」というのは、アプリ・ノートなどを使って習慣化の軌跡を残すということ。
毎日の頑張りが目に見えてわかるので、自信を持ちたい人にはおすすめです。
習慣化に飽きた人におすすめの方法②やめる
2つ目の「やめる」は、そのまんま。
飽きるようなつまらない習慣はキッパリ切ってしまおうということです。
習慣化に飽きた人におすすめの方法③祝う
そして最後の方法が「祝う」こと。
これに関しては最後の章やイフゼンプランニングの記事で解説しています。
ひっぱって申し訳ないです。
ただ、ここから先は興味のある人だけでけっこうです。
ぼくの個人的な意見が多めです。
【楽しめばOK説】ツボツボの意見
ここまで読んでくれるような勉強熱心なあなたなら、もうお分かりかもしれませんが、習慣化するまでの期間は謎です。
てか、そもそも何をもって習慣化と言うのかすら曖昧なので。
だから結論、習慣化までの期間なんか気にする必要はありません。
でも、そんなあなたに1つ質問です。
あなたは今の習慣を楽しめていますか?
「なんかつまらないな」
「続けるのが大変だな」
「なんかやる気でないなあ」
こんな風に感じていませんか?
でも、習慣化そのものが楽しければ、こんな不安は1ミリもないはずです。
たとえばスマホゲームについて考えてみてください。
「いつになったらスマホゲーム習慣化するかな?」
こんな風に考えたことはないはずです。
単純に楽しいから、そんなこと考えなくても勝手にやるんです。
だから習慣化は楽しむことが1番。
祝い方・価値観を知って自分をノセる工夫をしよう!
「じゃあ具体的にどうやって楽しめばいいのか?」
ここで先ほど紹介した「祝う」という方法の登場です。
習慣化を楽しめていない人は工夫が足りていません。
「自分をノセる工夫・自分が喜ぶごほうび」をつくってみましょう。
たとえば勉強なら、こんな感じです。
- 1ページ勉強できたら、おいしいコーヒーを飲む
- 勉強が30分できたら、好きなYouTubeの動画を見る
- 1冊読み終わったら、お菓子を1つ食べる
こんな風に自分が楽しめる工夫をしましょう。
何が楽しいかは人によって違うので、それは自分に合わせてカスタマイズしてみてください。
「祝う」に関しては、以下の記事でイフゼンプランニングと合わせて紹介しています。
-
【成功率91%】イフゼンプランニングで習慣化する方法【100の例】
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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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